妊活中の男性に大切なことは、体全体の健康をバランスよく整えていくこと。仕事で毎日忙しい中でも、将来の赤ちゃんのためにできる3つのポイントをご紹介します。
ポイント1:適度な運動
日頃から体全体を動かす適度な運動をしていると、体全体の機能が向上し、疲れにくくなり、ウイルスや病原菌に強くなります。それが健康で運動力のある精子をたくさん作り出し、性欲を育み、勃起力と射精能力を高めることにつながるのです。
運動が苦手という方におすすめなのは、ウォーキング。いつもより1駅分多く歩く。会社のお昼休憩には外に出る。エレベーターを使わず階段で上り下りする。軽い運動を毎日続けることが大事です。
忙しくて時間がないという方は、短時間でできる柔軟運動や、筋トレを。短くても集中して行うことで十分な効果が得られます。過度・過激な運動は逆にストレスになりますので、避けましょう。
適度な運動はストレスの発散や肥満の解消といった自分自身のヘルスケアにも役立ちます。赤ちゃんが生まれた後も素敵なパパでいられるように、継続してできる運動を取り入れましょう。
ポイント2:バランスの取れた食事
男性の妊娠力は、精子の産生能力、勃起力、射精能力という三つの力に集約されます。これらを高めるためには、栄養バランスのとれた食事が不可欠。タンパク質、ビタミン、ミネラルがバランスよく含まれた食事を適切な量で摂ることが大切。成人男性の一般的な1日の摂取カロリーは1800~2200カロリーですが、体重と年齢によって個人差があるので確認しておきましょう。目標が分かると行動を起こしやすくなります。
【妊活中の男性におすすめの食材】
◆亜鉛「細胞の代謝に不可欠」→亜鉛は生殖能力を高める力があります。細胞の代謝を促進してくれるのです。牡蠣やホヤ、毛ガニ、ウナギ、豚のレバーなどに豊富に含まれています。
◆セレン「精子の形成をサポ―ト」→セレンは高い抗酸化作用を持ち、精子を活発化させる力があります。かつお節や豚のレバー、あんこうのきも、たらこ、まぐろの赤身などに豊富に含まれています。
ポイント3:イメージトレーニング
赤ちゃんが生まれたらどんな生活が待っているのだろうか。どんな父親になったらいいのだろうか?イメージトレーニングをしておくことも必要です。女性の場合は妊娠と同時に母親になります。お腹の中に赤ちゃんと言う具体的な存在があるために、自分が母親であるという自己認識が早くから生まれ、母性を育むことができます。
しかし、男性の場合、自分の体に変化が生まれる訳ではないのでなかなか認識しづらいもの。周囲に赤ちゃんがいれば積極的に関わりを持ち、父親になるトレーニングをしておくことも妊活中の大事なポイントです。