まずは、健康診断から
赤ちゃんを授かるためには、男性にも妊活が必要!
でも、一体何から始めたらいいのだろう?
まずはかかりつけの病院で血液検査、尿検査などの基本的な健康診断を受けてみましょう。内科的な疾患が原因で一時的に精子の健康状態に悪影響が出ているのかもしれません。健康診断の後、精密検査が必要とされ、その結果、重篤な病気が見つかることもあります。精子の状態は現在の身体の健康状態そのものを反映しています。もし、糖尿病やがんが見つかった場合は妊活を中断し、その治療を優先させることもあります。
慢性的な疾患、そして長期間服薬している薬があれば、妊娠の妨げになっていないか、医師や薬剤師に相談してみましょう。薬の副作用が生殖能力に悪影響を及ぼしていることも考えられます。
生活環境を見なおしましょう
生活習慣の見直しは妊活の大前提です。
◆禁煙・・・精子の健康状態を悪化させる大きな原因のひとつは、喫煙です。パートナーのことも考え、妊活中は禁煙または減煙に取り組みましょう。受動喫煙は生まれた赤ちゃんの健康にも深刻な影響を与えるので、妊活をきっかけに思い切って卒煙を目指してみるのもいいでしょう。
◆お酒は控えめに・・・過度のアルコールは、性欲を減退させ、勃起不全になったり、精子の健康状態に悪影響を与えたりします。妊活中は、お酒はほどほどに。
◆適度な運動を・・・太り過ぎや痩せ過ぎも良くありません。ジョギングやウォーキングなど無理のない軽い運動を取り入れ、適正な体重を保つように心がけましょう。
◆ストレスからの解放・・・ストレスは勃起障害の大きな原因の1つです。社会的な責任が大きい男性ほど仕事や人間関係でストレスを抱えているもの。疲れてきたら適度な休養をとり、ストレス解消法を上手に取り入れてメンタルヘルスの向上に努めましょう。
泌尿器科へ行ってみましょう
不妊症が心配な場合、泌尿器科を受診してみましょう。問診では夫婦の性生活について細かく聞かれることもありますが、恥ずかしがらずに正直に応えましょう。泌尿器科では、血液検査、精液検査、そして内分泌系の病気を見つける検査を行います。不妊症の原因が分かればそれに応じた適切な治療を行うことができますので、妊娠への大きな一歩を踏み出すことができます。